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Thule Magazine vol.24 モデル山下 晃和Akikazu Yamashita

タイクーンモデルエージェンシー所属。広告、カタログ、CM、雑誌などのモデルの他に、トラベルライターとして記事を寄稿。自転車で海外30カ国以上を旅した経験を活かした旅イベント『BIKE&CAMP』主宰。

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なんでも自分で
やっていく

簡単に生い立ちを教えてください

-生まれ育ったのは東京の世田谷です。世田谷生まれというと都会の人っていうイメージだと思うのですが、両親は熊本県の天草という島の出身。父の兄が島でやっていた商売を東京でトライしてみようということになり、兄弟で東京に出てきたんですね。そのタイミングで結婚もして、たまたま世田谷に住んでいるときに僕が生まれたというだけで、僕自身に世田谷育ちという感覚はあんまりないんです(笑)。少年野球をやって、公園で遊んで、学校に行ってという普通の子ども時代でした。親がどちらかというとインドアだったおかげなのか(笑)、いろんなところに行ってみたいという思いがありまして、大学生の頃は、バイトして資金を貯めてはバックパッカーで旅をするというのを繰り返していました。

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そこからなぜモデルに?

-旅の資金を貯めるべく、三軒茶屋のバーでアルバイトをしていたんですね。たまたまビラを配った方が役者の事務所の社長さんで、スカウトされました。「絶対怪しいからついて行かない」って言っていたんですけれど、ビラを渡しているから、たびたびバーにいらっしゃって「一度面接に来なさい」と。役者のスクールに通わせてくれるというので、それだったらやってみようかなと。やってみてダメだったらやめるという約束で、事務所に入ることになったんです。最初は役者とモデルの両方だったんですけれど、そのうちにモデルの方が楽しくなってきて、そちらをメインにしています。

大学を卒業してからは就職ではなく、モデル一本に?

-はい。モデルとして食べていけるようになったのは20代後半から。大学時代はモデルはバイト感覚でしたし、スペイン語専攻だったこともあり、語学を生かせる就職をしたいと思って大学の傍ら旅行の専門学校に通っていたんです。当時はお金を貯めては旅行をする生活でしたしね。大学3、4年の頃は、単位をほとんど取り切っていたので、添乗員とかを養成するような学校に夜学で通って、資格もいっぱい取ったんです。アクセス検定という飛行機のチケットをとる資格だったり、観光英語検定だったりとか。ところがいざ会社に入ろうと思ったら、911のアメリカ同時多発テロがあり、旅行業界がかなりやばい状況になってしまって。就職こそできるものの条件的には不安が残る状況だったので、それならモデル1本で頑張ってみようと決心しました。

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趣味のアウトドアをはじめたきっかけは?

-アドベンチャーレースに挑戦したのが最初です。トレイルランニングという山道を走るスポーツや、マウンテンバイク、クライミング、カヤック、それからラッペリングっていうクライミングの逆で降りてくるのだとか自然がフィールドの競技をしながら、数日間かけてチェックを回るオリエンテーリングみたいな競技がアドベンチャーレースです。23歳のときに、雑誌『Tarzan』で「アドベンチャーレース」に挑戦する「チームTarzan」の募集があり、応募してみたら合格したんです。モデルとしてまだそんなに仕事がない時期だったので、半年後や1年後のレースを目指して練習をしたり、『Tarzan』の連載でアドベンチャーレースへの挑戦をページにしてもらったり。

それは楽しいですね

-楽しかったし、いい経験になりましたね。本格的にアウトドアをやるようになって、メンタル的にもかなりタフになったと思います。寝ないで3日間くらい走ったりしますから、自然に対峙するスポーツの難しさというのは強く感じましたね。雨も降れば風もすごいし、波で前に進まない時もあれば、走っていても眠くなってくることもあるので過酷ですね、めちゃくちゃ辛かったイメージです。辛かったんですけれど、3人で出るレースなので、一緒に挑戦したメンバーにいろいろ教えていただき、引っ張ってもらいました。ゴールしたときの喜びは大きかったです。そのときのメンバーも面白くて、パリダカに出ていらした山村レイコさん、オリエンテーリングの日本代表の杉山隆司さんという、ものすごいアスリートの中に野球しかやってこなかった若者の僕がポッと入るという(笑)。体の使い方とか、心の持ちようとか、アウトドアスポーツをする上での礎になっていることは間違いないです。

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仕事の方は?

-同時期にバイク好きが高じて、バイク雑誌の編集部に営業に行きました。当時はバイク雑誌もいっぱいあったので、ほとんどの雑誌に売り込みに行ったんじゃないかな。『BikeJIN』の表紙をやらせてもらえるようになって、一気にモデルとしての仕事が増えました。その当時、ある雑誌にライターの寺崎勉さんがバイクで林道を走りキャンプするという連載があったんです。それをやってみたいなと思って真似をしたのがきっかけで、あちこちバイクで旅もしました。当時は無料で泊まれるキャンプ場も多かったので、お金もかからないし旅行もできるし、ってことであちこちにキャンプしに行きました。その後、バイクで日本一周もしたんです。

日本一周ですか?

-最初は奄美大島までフェリーで行って、そこから南半周を回りました。ざっくりと計画を立てて1ヶ月以上は行ったかと思います。その後に日本一周したときは、後々バイクメーカーの記事になり、結果的に仕事にもなりました。奄美大島とか九州に行くと天草の血が騒ぐというかなんとなく懐かしいというか、いい場所ですよね。

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大人になってから中南米を半年かけて自転車で旅したこともあるんです。日本から飛行機で自転車をメキシコシティまで運んで、向こうで組んで走り出して、メキシコからグアテマラ、エルサルバトル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、そこから飛行機で飛んでペルー、ボリビア、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンという感じです。7000キロ!楽しかったですよ。南米は広いし、人も優しいし、面白かったですね。景色も壮大でしたね。冒険がしたいんでしょうね。

それはすごい!

-バックパッカーの旅をしていても観光地しか寄らなくなっちゃうので、英語しか使わなくなっちゃうんですね。でもせっかくスペイン語を勉強していたのだから使いたいというのがあって、観光地じゃないところに行くにはどうしたらいいかなと考えたら、自転車で行くのが一番だなと。最近気づいたのは、車で旅をするということにハードさみたいなのはないなあと。バイクや自転車で旅をしたと聞けば、途中雨風にやられたんだろうなとか、転んだんだろうなとか、過酷な一面が想像できるじゃないですか。それが魅力だなって(笑)。

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スタッフ一同、笑

-決してMなわけじゃないですよ。二輪車で走るというのは、常に考えなくちゃいけない。たとえば体に近いところにできるだけ重量をもっていくようにすると、バイクも自転車もあまりぶれなくて疲れにくいとか、左右のバランスをとって前に進むためには、荷物の積み方ひとつとっても考えることは避けて通れない。モデルだけじゃなく、イベント、ライターと今はいろんなことを仕事にしていますけれど、二輪車で培った自分でチョイスして考えて進んでいくという経験が仕事にも生きていると感じています。車のキャンプは物を全部詰め込んでしまえば、考えなくてもできる、それはそれで楽でいいんですけれど、僕は何事も考えて、自分でチョイスしたいんです。

お使いのTHULEはどういう考えでチョイスした?

-THULEとの出会いは、車の後ろにつける自転車のキャリアです。耐久性も抜群で、もう12年以上使っているかな。ラックがあると車内も汚れないし、旅先や仕事で自転車を撮影するときに、2台乗せられるのでとても便利なんです。安定感があって、自転車が乗せやすい。全てが考えられている構造が凄いと思います。最初はTHULEと意識せずに使い始めたんですが、その機能性に感動したのちに、THULEというブランドにバッグもあることを知りました。バッグで最初に手に入れたのは、Thule Aion(スーリー アイオン)です。40Lと大容量でヘルメットやトレーニングシューズも難なく入るし、出張でも使えるし、パソコンのスリーブもあったりして、本当に使いやすくて便利でびっくりしましたね。形もシンプルで服にも合わせやすいですし。後からTHULEはブランドとして、「運ぶ」をテーマにしていると聞いて納得しました。

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今日お持ちのThule Chasm Duffel 30Lは?

Thule Chasm(スーリー キャズム)は、ボストンバッグのようにもバックパックのようにも使えるのが便利ですよね。雨が入りにくい構造で、耐久性があるので、バイクや自転車に乗るときに使いたいと思って選びました。側面は防水性に優れたターポリン素材で、底は地面に触れても破けにくいオックスフォードナイロン製。オックスフォードナイロンって、テントフロアにも使われるくらい強度があって軽い素材なんです。バイクに乗るときは、後ろのアルミ製のフレームに荷物をくくりつけるんですけれど、しっかり積載しないと前後の動きがすごく多いので前にぶれてくるんですが、それが一切ないんです。ターポリン素材は完全防水な一方でつるつるしていて滑りやすいから、オックスフォードナイロンとのハイブリットにすることによって、いいとこどりしているんですよね。折れる動作が繰り返されやすい箇所には裏地がついていたりだとか、耐水加工コーティングだったり、突き出した石などから中身を守るためにパッドが入っていたりだとか……。素材の特性とバッグの仕組みを見極めてこだわっているところに、ブランドとしてのものづくりへの情熱を感じますね。

スーツケースのように広い間口で開けられるのも、モノが取り出しやすくて気に入っています。バッグインバッグのような形で最初から収納ケースが付いているんですけれど、トレーニング用の足袋シューズがジャストサイズで入るんです。トレーニング中って膝のバランスを崩しやすいので、裸足が一番いいんですけれど、それに一番近いのがこの足袋シューズ。こちらもおすすめですよ(笑)。上のポケットには財布や名刺入れを入れています。スポーツ用品とそうではないものを分けて入れられるのも便利です。

今日は自転車なのでバックパック型で来ましたが、キャンプのときはダッフルバッグ型でバイクにくくりつけて運んで、買い出しのときはバックパックとして持っていくということもできますし。ダッフル仕様にするときはショルダーストラップを取ることができるのも画期的です。

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バッグの変身ぷりがすごいですよね

-こんなことができるのは、THULEだけでは。使わないパーツを中にしまえる構造のバッグはありますが、中でモソモソしますからね。先ほども言いましたが、よく使う部分は金属パーツにしていたりとか素材へのこだわりだったりがマニアックで好きなんです。細部にまで使いやすさ、美しさが感じられ、機能美が現れているなって思います。それに、ブルーグレーのような色も好み。街でも使いやすいし、コーディネートのポイントになりますから。

次のチャレンジは?

来年を目安に、もう一度、南米、中米を自転車で旅する予定です。もちろんTHULEは持っていきますよ。今回は自分の楽しみのためだけじゃなくて、人の役に立つことをしたいなと思って、日本の子どもたちが使わなくなったグローブを届けてみようかなと考えています。野球関係の仕事もしているので、その関係でグローブが手に入るんです。今のところ、前回行かれなかったプエルトリコとドミニカの2つに行こうかなと。「水持っていけ」とか「泊まっていけ」とバイクで追っかけてきてくれるなど、海外でとてもよくしてもらったので恩返しをしたいというのもあります。僕は裕福じゃないけれど周りに恵まれているので、みんなの力を集約して誰かを助けるということを、ライフワークとしてやっていきたいと思っているんです。

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普段はどのような社会貢献を?

-「海外に子ども用車椅子を送る会」というボランティアに参加しています。日本では、障害のあるお子さんには補助金が出るので、その子の障害にあった車椅子をフルオーダーで作るのが一般的なのですが、カスタマイズができないので、成長したら使えなくなってしまうし、他の人には使いづらいから、処分されてしまうんだそうです。「それではもったいない!」とある方がフルオーダーのものからアームやパットを外してスタンダードに戻して海外に送るボランディアの会を発足したのが始まりです。僕もそれに感銘を受けて参加するようになりました。

僕は自分で自転車をいじれるので、車椅子の構造も理解できるし修理ができるんですね。毎月第二日曜日にみんなで集まって、修理を手伝ううちに、海外へ送るのに送料が一台につき1万円かかるというのを知りました。ならばと、仕事上でお付き合いのあるメーカーの方などに声をかけて、チャリティーオークションを開いて、送料に使ってもらうために寄付をしています。みなさん、オークションの趣旨に賛同していい商品が集まるし、参加された方は喜ぶし、とても盛り上がるんです。だから、旅をすることでも社会貢献できたらいいなと思うようになったんです。

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今までの経験がすべて活きていますね

-スペイン語を専攻に選んだのは、高校時代の担任が「外国語をやるなら、英語じゃない方が面白いんじゃない?」って言ってくれたのがきっかけなんです。スペイン語は人口も多いし、スペインだけでなく中南米の広い地域を網羅しているから、歴史も勉強するとなったら面白そうだなって。人生が広がっていきますね、今考えると。恩師の一言で南米を横断することにつながっているわけですから。天国で喜んでくれているといいな。

自分の好きなことをやり続けて突き抜ける、チャレンジする、とりあえずやってみるというのが僕の中での人生のモットーになっている気がします。仕事の内容を吟味して自分の中で限界突破しないで終わってしまうというか、頑張りすぎないのが美学みたいな時代が少し前まであったように思いますけれど、やるんだったらとことんやりたい。自分にとって一番大事なモデルという仕事に対してはもちろんのこと、自転車でツーリングするなら海外に、登山するなら雪山に、といった具合に一番レベルの高いところをやってしまうと後から楽になるので、最初からそこを目指して。人生に遠回りは必要ないなって思っています。

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  • バックパック:Thule Chasm Duffel 30L
  • ポーチ:Thule Chasm Duffel 30L付属のキャリーケース
  • 荷掛けコード:MOTO FIZZ パワータイベルト
  • インフレータブルマットレス:KLYMITイナーシャX
  • タイベックシート:No Brand
  • テント:PAAGO WORKS ニンジャテント
  • LED ランタン:CARRY THE SUN Medium Cool Bright / White Belt
  • ヘッドランプ:PETZLティカ
  • オーガナイザー:Thule Compression Packing Cube Small
  • コスメポーチ:DELFONICS フェーレ インナーキャリング M
  • スリーピングバッグ:NANGA ミニマリスム180

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